理系の連帯ブログ at 理工系.com

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電気電子離れと想像力

理系離れを読んだ。電気電子離れが問題となっているようだ。

機械工学は車があるし、農学系,化学系はバイオ関連があるから想像しやすいというのは参考になる視点だと思う。

理系離れを防ぐためには、社会への貢献を想像しやすくすることが重要だろう。電気電子の社会への貢献は広範に及ぶが、必ずしも多くの人が意識しているわけではない分野もある。たとえば、電気電子が病院で多くの患者を救っていることを想像する人は少ないのではないだろうか。

現在は病院に行ったときに医師だけが病気を治すと考える人が多いかもしれない。少し想像力があると、バイオ関連の技術者・研究者も病院での治療に大きな役割を果たしていることに気づくだろう。

しかし、多くの人が病院に行ったときに、電気電子や機械工学の重要性を感じているだろうか。

実際には、検査機器、治療機器など、電気電子や機械工学は、医療現場を大きく支えている。

X線CT、核磁気共鳴(MRI)、ICU制御装置、ペースメーカーなども、電気電子や機械工学がなければ実現することは困難であろう。

医学、薬学、電気電子、機械工学、農学系,化学系など様々な分野がどのように患者の救済に役立っているかを想像できるようになると、どの分野も人命救助に役立っていることに気づくのではないだろうか。
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科学の進歩によるインターネットの実現

理系のススメ2を読んだ。

生活の豊かさは科学の進歩であるとして科学の進歩を肯定的に捉えているのに賛成する。

インターネット上の意見を見ると、科学の進歩を否定的に捉えている見解も多い。しかし、インターネットによって情報を広く送信できるようになったのは、科学の進歩ではないだろうか。

インターネットを実現するために、通信工学、コンピュータ工学、半導体工学、材料工学、電気工学、電子工学、情報工学、化学、数学、物理学など、どれだけ多くの科学技術の進歩と理系の貢献が必要なのだろうか。

インターネットや携帯電話など身の回りのものの実現について、どれだけ多くの理系が貢献しているかをみんなで考えていくことが、理科離れを防ぎ、日本の科学技術の発展につながっていくのではないだろうか。

インターネットの情報により、病気等の対処法を知るなどして人命が救われることもありうる。このように、科学技術の発展は豊かな生活だけではなく、人命救助になり、人道支援になっていく。理系の貢献は大きいと思う。
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iPS細胞への資金投入は十分か?

理系搾取使い捨て社会、日本を読んだ。

iPS細胞について、日本の資金投入額がアメリカより格段に少ないことが記載されている。

iPS細胞は、多くの人命を救う可能性のある技術である。戦略的に多くの資金を投入しなければならないだろう。

日本の資金投入額は十分ではないだろう。人道的な立場からの戦略的な資金の投入が望まれる。

iPS細胞の実用化がどの程度成功するかは分からないとしても、大きな潜在性があれば、可能性に賭けることが必要であろう。

科学技術の発展への支援は、最大の人道支援であろう。資金投入額がアメリカより格段に少ないとすれば、日本の科学技術立国の観点から問題なのではないだろうか。
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謹賀新年 2008年

明けましておめでとうございます。

2008年が、科学技術関連人材の地位向上による科学技術の発展の年となることを願っております。

日本の状況については明るい話題ばかりではありませんが、日本には資源はなくても、科学技術関連人材という人的な資源があります。日本は、科学技術の発展により、明るい未来をひらいていくことができると思います。

2008年が科学技術の発展による日本の夜明けの年となれば、閉塞感を乗り越えることができるでしょう。

日本の科学技術には大きな可能性があります。日本が持てる科学技術力を最大限に発揮することができれば、世界に大きな貢献をすることができるでしょう。

2008年における日本の科学技術の発展を願っております。
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