憂国*理工系祝復活 ポスドク問題への感想
余剰博士の生活7:偉大なる凡人の国を読んだ。
この方のポスドク問題への提言は、非常に面白いので、ずっと理系の連帯を呼びかけようと思っていたが、ブログの更新がなかったので、アメリカに在住と思い遠慮していた。最近、ブログが更新されているので、少し昔の記事になるが、ご紹介する。
米国社会の「人を活かす」仕組みの強さについては、日本の及ばないところだろう。アメリカの科学技術の振興を図る社会システムの力は非常に強い。この社会システムの力という発想が、日本人には根本的に欠落しているのを痛感している。
なんとか日本にもそのような科学技術を振興する社会の仕組みを導入し、アメリカに負けない科学技術立国をしてほしいというのが、理系の連帯ブログ及び関連サイトである理工系.comの趣旨であった。
広範な理系が連帯し、社会を動かさないと解決しない問題である。
ポスドク1万人計画に見られるように、日本では優秀な理系が悲惨な扱いを受けるが、理系が社会に関心を持たないため、政官財のトップはほとんど文系になってしまっている。
理系には、理系の地位を決められるだけの力がない。
そこで、理系の支持団体である理工系の地位向上の会、理工系地位向上運動を行なっている。その基本理念が、理系の連帯であり、理系が連帯することにより、理系の地位を向上し、科学技術を推進するという考え方である。
私も日本の未来を非常に憂える者である。アメリカに行ったときに、日本をどうにかしないといけないと感じたが、その感覚がアメリカに行ったことのない人になかなか伝わらない。
関連サイト
憂国*理工系
この方のポスドク問題への提言は、非常に面白いので、ずっと理系の連帯を呼びかけようと思っていたが、ブログの更新がなかったので、アメリカに在住と思い遠慮していた。最近、ブログが更新されているので、少し昔の記事になるが、ご紹介する。
米国社会の「人を活かす」仕組みの強さについては、日本の及ばないところだろう。アメリカの科学技術の振興を図る社会システムの力は非常に強い。この社会システムの力という発想が、日本人には根本的に欠落しているのを痛感している。
なんとか日本にもそのような科学技術を振興する社会の仕組みを導入し、アメリカに負けない科学技術立国をしてほしいというのが、理系の連帯ブログ及び関連サイトである理工系.comの趣旨であった。
広範な理系が連帯し、社会を動かさないと解決しない問題である。
ポスドク1万人計画に見られるように、日本では優秀な理系が悲惨な扱いを受けるが、理系が社会に関心を持たないため、政官財のトップはほとんど文系になってしまっている。
理系には、理系の地位を決められるだけの力がない。
そこで、理系の支持団体である理工系の地位向上の会、理工系地位向上運動を行なっている。その基本理念が、理系の連帯であり、理系が連帯することにより、理系の地位を向上し、科学技術を推進するという考え方である。
私も日本の未来を非常に憂える者である。アメリカに行ったときに、日本をどうにかしないといけないと感じたが、その感覚がアメリカに行ったことのない人になかなか伝わらない。
関連サイト
憂国*理工系
Comments
細々と情報発信をする理系が1000人に達すれば世の中もかなり明るくなると思います。
理系の連帯という新しいコンセプトは、誰もがあまりボランティア活動に時間を取れないことを前提として、少ない余力をインターネットで集めることを念頭においております。
理系は、社会の問題にかかわらずに、研究、開発をすればよいという考え方が世の中を支配していますが、それは誤りと思います。
社会における理系の地位の問題は、日本の研究水準、技術水準を上げるためにも重要と思います。
私は理系研究機関の中にいますので、社会に於ける理系の地位については、以前はほとんど敏感ではありませんでした。というか、自分の組織が社会の中でどのような位置づけにあるのか、ということに関心さえ示さないのが、今までは普通でした。しかし、それではいけない、ということに、組織の方も気づいたようで(それは、予算削減がきっかけでしたが)、ここ数年は、広報活動にかなり力を入れ始めているようです。
いずれにせよ、理系研究者自身がとにかく自分からメッセージを発信することが、理系の地位向上には不可欠だと思います。そういう意味で、多くの皆さんが自分のブログなりで意見を発信していることは、大変重要なことだと思います。
貴ブログの更なる発展をお祈りしております。私も、細々と続けて行きたいと思います。