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電気電子離れと想像力

理系離れを読んだ。電気電子離れが問題となっているようだ。

機械工学は車があるし、農学系,化学系はバイオ関連があるから想像しやすいというのは参考になる視点だと思う。

理系離れを防ぐためには、社会への貢献を想像しやすくすることが重要だろう。電気電子の社会への貢献は広範に及ぶが、必ずしも多くの人が意識しているわけではない分野もある。たとえば、電気電子が病院で多くの患者を救っていることを想像する人は少ないのではないだろうか。

現在は病院に行ったときに医師だけが病気を治すと考える人が多いかもしれない。少し想像力があると、バイオ関連の技術者・研究者も病院での治療に大きな役割を果たしていることに気づくだろう。

しかし、多くの人が病院に行ったときに、電気電子や機械工学の重要性を感じているだろうか。

実際には、検査機器、治療機器など、電気電子や機械工学は、医療現場を大きく支えている。

X線CT、核磁気共鳴(MRI)、ICU制御装置、ペースメーカーなども、電気電子や機械工学がなければ実現することは困難であろう。

医学、薬学、電気電子、機械工学、農学系,化学系など様々な分野がどのように患者の救済に役立っているかを想像できるようになると、どの分野も人命救助に役立っていることに気づくのではないだろうか。
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