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理系の職人のキャリアパス問題

労働市場と理系離れを読んだ。

労働市場との関係で、技術者のキャリアパス問題を検討しており、参考になる。

理系のキャリアパス問題については、職人を優遇するのはどうだろうか。人を使う側が、職人よりも地位が上と見られている傾向があるが、凄腕の職人は、人を使う側よりも上となるような社会が望ましいのではないだろうか。

もっとも、凄腕の職人は現在でもそれなりに優遇されており、凄腕でない職人の地位向上が重要という考え方もあるだろう。

優秀な職人のキャリアパス問題のほかに、普通の職人のキャリアパス問題があるだろう。

普通の職人の地位向上は必要ないという意見もあろうが、普通の職人の地位を上げることは日本の技術水準を上げることにつながるのではないだろうか。

キャリアパスを考える際に、優秀な職人になれるか、普通の職人にしかなれないかを予想するのは難しいと思われる。仮に普通の職人になれば不遇が待っているとすると、優秀な職人になる可能性のある者が理系の職人のキャリアパスを積むのを躊躇するかもしれない。裾野が広くないと、山が高くならないという面があるだろう。また、普通の職人が堅実に仕事をすることが、日本の技術水準を支えるという側面もあるだろう。
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MOTによる技術経営と理系離れ

理系に魅力のある社会へ―MOT教育と課題を読んだ。

PISA2006の結果では、15歳の科学への興味が参加国中最低レベルにあるそうだ。

科学への興味が低ければ、将来の日本の科学技術の進歩にマイナスであろう。日本は科学技術で国を支えてきたが、このような状態を放置すると、将来の展望は明るくないのではないだろうか。

MOTによる技術経営を学んだ理系が会社の上層部で技術をより重視した経営を行なうことが、理系全体の地位向上に結びつく可能性はあるだろう。また、MOTで学んだ理系が理系企業を起業することで、理系企業の地位が向上する可能性もあるだろう。

MOTによる技術経営により理系の地位が向上することにより、15歳の科学への興味が上がり、15歳の子供たちが目を輝かせて科学に興味を持って勉強する日が来るだろうか。

MOTによる技術経営と理系離れとの関係については、研究が必要と思われる。経済学者のほか、技術者の協力も得て研究を進めていく必要があるだろう。
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