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MOTによる技術経営と理系離れ

理系に魅力のある社会へ―MOT教育と課題を読んだ。

PISA2006の結果では、15歳の科学への興味が参加国中最低レベルにあるそうだ。

科学への興味が低ければ、将来の日本の科学技術の進歩にマイナスであろう。日本は科学技術で国を支えてきたが、このような状態を放置すると、将来の展望は明るくないのではないだろうか。

MOTによる技術経営を学んだ理系が会社の上層部で技術をより重視した経営を行なうことが、理系全体の地位向上に結びつく可能性はあるだろう。また、MOTで学んだ理系が理系企業を起業することで、理系企業の地位が向上する可能性もあるだろう。

MOTによる技術経営により理系の地位が向上することにより、15歳の科学への興味が上がり、15歳の子供たちが目を輝かせて科学に興味を持って勉強する日が来るだろうか。

MOTによる技術経営と理系離れとの関係については、研究が必要と思われる。経済学者のほか、技術者の協力も得て研究を進めていく必要があるだろう。
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