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理系人材による人命救助

理系の人材育成は停滞を読んだ。

理系の人材が求められているのが事実なら公的補助などなくても自然に理系に集まってくるはずという考えについての引っかかりが述べられている。

病気、災害等で苦しんでいる人を救うには、自然に理系が集まってくるのを待つというのでは足りないと思われる。医学だけではなく、広範な技術が人命救助に関係している。

たとえば、発電技術、通信技術は、人命救助との関係で語られることは少ないが、多くの人を救う可能性がある。十分な情報が行き渡っておらず、AIDS等で多くの人が命を落としている地域もある。送電インフラが弱い地域でも発電技術の発展によって電気を供給し、通信インフラが弱い地域でも人工衛星等を通じてインターネット等の情報にアクセスできる地域を増やしていくことは、病気の予防や治療の支援のほか、災害救助にも役立つだろう。

理系の人材は、世界中の病気、災害等で苦しんでいる人から求められている。理系の人材の人命救助の側面については、あまり一般には語られていないので、もっと注目していくことが必要なのではないか。
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